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【 ペルセウス座を形成する固有名のある星について 】

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【星座を構成する固有名のある星】

・α星(1.8等)アルゲニブ - Algenib
 スペクトル型 F5Tb

 アラビア名アル・ジャンブ(脇腹)の訛ったローマ文字読みです。
 別名マルファックやミルファックなどと呼ばれますが、これはアラビア語のマルフィック・アル・トゥラヤー(プレアデスのひじ)という意味で、 これはこの星がアラビアで 『プレアデスの両手』 と呼ばれる、おうし座のプレアデスを中心に星の列が両側に伸びて、 右手はプレアデスから北へペルセウス座を通ってカシオペヤまでの星列(ペルセウス座が腕でカシオペヤのW型が広げた指先)、 左手は、プレアデスから南西に、おうし座の一部からくじら座の星列をたどって、くじらの尾のあたりが手先になります。 この見方で、ペルセウスのひじではなく「プレアデスのひじ」と呼ばれるものです。


・β星(2.1等)アルゴル - Algol
 スペクトル型 B8X+G

アルゴル
 アラビア語でラス・アル・グル(悪魔の頭)です。
 由来については、プテレマイオスはトン・エコン・ゴルゴニオ・ホ・ランプロス(ゴルゴンの頭の明るい星)と名づけ、 1世紀のローマの天文詩人ヒギヌスはラテン語で、カプト・ゴルゴニス(ゴルゴンの頭)と呼んでいることから、 これらからアラビア語に訳されたものであると考えられています。

 太陽から72光年の距離にある、『アルゴル型変光星』として知られる食連星(食変光星)の代表で、2.8673日の周期で2.2等から3.4等まで変光し、 主星のアルゴルAと伴星Bは、太陽の3.7倍と0.8倍の質量で、0.2天文単位の距離でまわり合っています。 1667年にイタリアの天文学者モンタナリが発見し、イギリスのグッドリックが、初めて食連星の仮説を発表したことで知られています。


・ξ星(4.0等)メンキブ - Menkib
 アラビア語のマンキブ・アル・トゥラヤー(プレアデスの肩)が省略されたもので、α星の「プレアデスの両手」の見方からきたものです。

・ο星(3.8等)アティク - Atik
 アラビア語のアル・アティク・アル・トゥラヤー(プレアデスの肩胛骨)から省略されたもので、これもα星で説明した「プレアデスの両手」の見方からきたものです。









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